理工学部だったぼくには法務なんてサッパリ…。
経営法務については前知識ゼロからの勉強!とても不安でしたが、勉強すればするほど点数が伸びる科目でした。
では、勉強法と勉強時間、得点推移をまとめましたので参考にしてみてください。
このページの目次
経営法務とは?
経営法務について、試験要項を含めてかんたんにまとめますと、以下の通りです。(※あくまでも受験勉強を経験した主観です)
科目設置の目的
創業者、中小企業経営者に助言を行う際に、企業経営に関係する法律、諸制度、手続等に関する実務的な知識を身につける必要がある。また、さらに専門的な内容に関しては、経営支援において必要に応じて弁護士等の有資格者を活用することが想定されることから、有資格者に橋渡しするための最低限の実務知識を有していることが求められる。このため、企業の経営に関する法務について基本的な知識を判定する。(試験要項より抜粋)
学習するとどうなるのか?
経営戦略や営業戦略を描くにあたって、注意すべき法律がわかる!知的財産権の分野はどこかで必ず役立つ知識ですし、独立・起業にあたっての手続きがわかるようにもなります。
難易度
例年、多少の難化・易化はありますが、あまり難易度は変わらないと思います。ただし、民法に触れたことがあるかないか(文系か理系出身か)で、勉強のとっつき具合が変わります。あとは、法律が改正された数年後に改正論点が出題されることもある点に注意したいですね。
勉強時間と得点推移
では、ぼくの勉強時間と得点推移、そしてその感想です。
勉強時間に比例して得点が伸びた
これまで法律を勉強したことがなかったので、法律用語に馴染むまで少し時間がかかりました。出題範囲は広いものの、民法をひたすら勉強するわけではなく、会社法や知的財産法など会社経営に関する法律知識を問う問題が中心になります。実務で使える知識だったので、楽しみながら勉強できた。
勉強法や試験対策
法律用語を覚える
催告、抗弁権、片務、心裡留保、錯誤…善意無過失…とか、日常では使わないような言葉が多く、テキストを読んでもピンと来ない。。別の言葉に置き換えたりして、自分の理解を深めつつ、用語を暗記した。
要点を表にして丸暗記
会社法や知的財産法など、会社経営に関する法律知識を問う問題が中心になるので、楽しめて勉強できたとはいえ、出題範囲は広いので覚えるべきことは多い。
必要以上に細かな部分で出題してくる印象があったので正誤判定で狙われる個所を意識して、いろいろ表を作りました。
例えば、意匠法と商標法の存続期間。意匠法は登録日から20年で、商標法は登録日から10年なんですよね。この年数を10年に統一して正誤判定させるなど、無駄に細かいわけです。。
受験者をふるいにかけるために、細かい部分でミスを誘う問題が多いんですよね。なので、横串で刺して覚えることで正誤判定の精度を高めることができます。自分で表にまとめて整理すると、頭の中がスッキリするので結構お勧めです。
試験を終えた感想
55点を目標にして本試験に臨み、結果は64点。
演習問題で44点をとってしまいトラウマになりましたが、最後の追い込みの効果があってよかった。経営法務は、間違いなく勉強時間に比例して伸びる科目だと思います。
ちなみに、経営法務を勉強すると仕事でそのまま活用できます。1次試験レベルの知識を習得しただけでは法律のプロとは言えませんが、弁護士や弁理士さんとスムーズに話ができるようになりました。合格後の変化はこっちの記事にまとめたので、息抜きにでも読んでもらえるとうれしいです。
経営法務の勉強で最も役だった教材
勉強で最も役だった教材は…テキストではなく論点別の問題集でした。経営法務の出題範囲は広いので、とにかく問題に慣れましたよ。
試験対策全般
1次試験の勉強方法や学習時間
- 財務・会計 の勉強法
- 企業経営理論 の勉強法
- 経済学・経済政策 の勉強法
- 経営法務 の勉強法
- 経営情報システム の勉強法
- 運営管理 の勉強法
- 中小企業経営・中小企業政策 の勉強法
- 1次試験対策・7科目総合編
- 経営情報システムの足切り経験者におすすめの本
2次試験対策