ねとたす

中小企業診断士の2次口述試験・対策のすべて

      2015/12/17

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中小企業診断士の2次口述試験は、1次試験・2次筆記試験を合格した方のみ受験できる最後の試験です。

受験経験をもとに2次口述試験・対策のすべてをまとめました。ぜひ参考にしてくださいねー。

 

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1.中小企業診断士・2次口述試験とは

中小企業診断士・口述試験の概要

筆記試験結果(口述試験を受験する資格を得た方)の発表

口述試験は、どんな試験なの?

中小企業診断士の2次筆記試験を合格した方が、受験できる最後の試験です。合格率はほぼ100%。つまり、合格率からみると落とすため、振るいにかける試験ではありません。

2次筆記試験結果発表に合わせて口述試験を受験する資格を得た方が発表されます。毎年同じページに合否発表のリンクが張られます。

参考中小企業診断士試験|(社)中小企業診断協会公式HP

口述試験の試験時間や問題数は?

試験時間は約10分。2次筆記試験の事例企業の中から、2つの事例から各2問計4問程度、面接官から口頭で問われます。
1つの質問に対して、約2分を目安に口頭で話す必要があります。もちろん、試験会場には何も持ち込むことはできません。

どんな問題が出題されるの?

  • A社の置かれている経営環境における機会と脅威について説明してください。
  • A社は多角化戦略を採用していました。一般的に、事業の多角化は何のためにするのか、その理由と多角化する際の留意点について説明してください。

このようなに面接官から問われます。パターンについては下部で詳しく説明します。

口述試験の試験会場は?

試験会場に入ると、試験管が3名います。
実際質問してくる方は2名、他の1名は何かチェックしています。1:3の状況で面接官にジッと見られ、場を和ます雑談もできないため、すごく緊張感があると思います。

口述試験対策で最低限すべきことは?

A社~D社まで事例文をよく読み、事例企業の特徴を把握しておく必要があります。
1字1句事例文を暗記するのではなく、事例企業の経営環境・業種・規模・組織体制、SWOT分析で特徴を整理・把握しておきましょう。

口述試験を受けた体験談

さてさて、ここからぼくの口述試験の体験談です。カッコつけずにありのまま書きますねー。

口述試験前の心境

正直、気が抜けてました!最難関の2次筆記試験を合格した後なんです。そりゃー、気が抜けてますよ。ホッとしてるし、達成感があって…燃え尽き症候群みたいな感じ。

○○さん合格おめでとう!
2次試験合格おめでとう!

そうなんです。周囲はすでに合格祝いムード!!嬉しい反面、気が緩むし勉強のやる気がなくなるからやめてくれーって思ってましたね。これまで勉強する習慣が身についていたはずなのに、なんか勉強する気になれない。そんな日々が続きます。
まぁでも今、2次筆記試験合格者に会ったらぼくも言っちゃいますね、「合格おめでとう!」って・笑

口述試験対策

予備校と受験支援団体の模擬面接に1回ずつ参加しました。だって、家で勉強しても手がつかないんですもん。やる気にならないし。。

事例文を何度も読み、事例企業の特徴を復習しました。
受験校などで配布している想定問答集で口述試験の雰囲気を把握しつつ、口に出して話す訓練をしました。ボイスレコーダーを使って振り返り…を一人で・笑。
詳しくは、下部にまとめています。

口述試験の本番

バッチリでした!といいたいところですが、ボロボロでした。。

「企業はなぜP/Lを作成・活用するのですか?」こんな感じの問いです。あなたは即答で2分くらい話せますか?
資金繰りを…とはじめると、まず2分間も話せませんよ。とまぁ、こんな感じで超基礎知識を問う質問がきて想定外で動揺しまくり。間違った回答はしていないけど、端的に回答し過ぎて口述試験落ちたかも…と本気で思いました。

口述試験後のの感想

即答は難しいっす!
そして質問されてパっと分かる内容であっても2分くらい話すのは辛いです。直前の筆記試験ではいかにまとめて書くか訓練してたわけですし。

2.中小企業診断士・2次口述試験対策

口述試験の質問パターン

  1. 事例に関連した基礎知識を問う質問
  2. 事例とは深い関連はない基礎知識を問う質問
  3. 2次筆記試験で出題された設問とほぼ同じ質問
  4. 2次筆記試験で出題された設問と、少し違う視点から問う質問
  5. 事例企業のストーリーを発展させた質問

おおよそ、こうした質問パターンにわけることができます。事例文をよく読むことが必須ですね。想定問答集、予想問題を見て暗記しようとせず、あなた自身で考えてた方が効率的です。(経験上、想定問答集を暗記しようとするのは危険です。)

口述試験の注意点

口述試験では沈黙を避ける

なぜか?口述試験はコミュニケーション力を確認する試験だからです。

考えてみてください。たとえばあなたが中小企業診断士として経営相談を受けているときに、社長の質問に対してすべて的確かつ即答できますか?絶対無理です。どんなベテランの経営コンサルタントでもね。

次はあなたが面接官だったと仮定しましょう。
受験生が即答できないからといって「この人は知識がない」と判断できますか?1次試験を合格し2次筆記試験を合格してきているのに。安易に判断できないはずです。

でも口述試験では、沈黙だけは絶対に避けましょう。
沈黙してしまうと、面接官は考えているのか、分からないのかまったく分かりません。困ったときに「少し考えさせてください。」「知識不足ですみません」と回答し、沈黙だけは回避しましょう。

中小企業診断士としての知識うんぬんの前に、人としてコミュニケーションが取れるかどうかが重要なんです。

整理して話す

完璧に答えよう、コンサルタントらしくかっこよく答えようなどと考えてはいけません。一度、録音して自分自身の回答を客観的に聞き直してみてください。意外と分かりにくいもんですよ?

口述試験では面接官をうならせる回答を目指すのではなく、わかりやすく順序立てて話せることが大事。極端な話、事例企業を分析するよりも、整理して話す訓練をした方がよいですよ。

口述試験の失敗を回避するテクニック

シドロモドロしていたり、間違った回答、回答が不足している場合は、助け船を出してくれる面接官もいます。

質問が理解できなかったとき

面接官の質問を聞き取れない場合や、質問の意味を解釈できない場合があります。そんなときは遠慮なく「ご質問の意味は○○ということでしょうか?」と確認しましょう。
質問の解釈を間違え、的外れな回答をする失敗だけは回避してください。

話しているうちに方向性が違ってきたとき

考えながら話していると、質問の内容から飛躍していってしまうことがあります。経験はありますよね?そんなときは「整理しますと」「つまり」と、話を整理していきましょう。

まったく分からないとき

特に知識系の質問の場合、まったく分からないことがあります。そんなときは無理をせず「申し訳ございません。これまで勉強してきたのですが忘れてしまいました、別の事例で質問をお願いできないでしょうか?」といいましょう。
これには勇気が、沈黙してしまったり、見当違いの回答をしてしまうよりもはるかにマシです。

時間を管理する口述試験のテクニック

すこし時間を稼ぐ

  • では(質問の内容をおうむ返し)についてご説明させていただきます
  • (用語)とは(用語解説)です

2分間話し続けるって思っている以上にたいへんなんです。緊張しているとついつい早口になってしまい、2分間くらい話したつもりでも実際は半分くらいだったりします。試してみるとわかりますよ。

失礼なんじゃないか?とかアホみたいと思われるかもしれませんが、これは有効な手法です。すこし時間を使うことになりますし、話している間に考えをまとめる時間が確保できるんです。

謙虚に回答する

  • わたくしの個人的な見解ですが…
  • すこし間違っているかもしれませんが…

「~べきだ」「~である」と断言してしまうと説得力が増しますが、回答が間違っていた場合は印象が悪くなります。
上から目線ではなく、少し謙虚な話し方。これは自分よりも年上の社長と話す経営コンサルタントとしても重要なことだと思います。

3.ぼくが実際にした口述試験対策

ボイスレコーダーを活用して自主トレ

自分の声を録音して聴き直してました。自分ではきちんと話しているつもりでも、録音した声を聴いてみると…全然ダメ。
「えー」「あー」「チっ」とか言ってると、さらに何を言ってるのか分からないんですね・笑。

スマホの無料アプリで代用もできる

スマホのボイス録音アプリを使ってもいいですよー。ただ、実務補習でボイスレコーダーは使うことになるので今準備しておいた方がいいかも。ぼくはUSBやSDカードを使えるやつを使ってます。

模擬面接で場慣れする

受験校で模擬面接があったので参加しました。想定問答集をくれるというメリットもあるのですが、面接の場慣れができたのが一番の収穫でした。

受験校以外でも、ぼくが参加している「ふぞろい」みたいに有志団体でも、無料の口述対策セミナーをしているので参加するといいと思います。

同期合格者と知り合うキッカケにもなるので、おすすめですよ。

整理して話す訓練

これは本を読んでみてめちゃくちゃ勉強になりました。絶対スキルアップできます。

予想問題って当たらないじゃないですか?予想が外れたら真っ白になりますよ。。
だから事例文を読み込んで、想定問答集を暗記するのもいいのですが…こうした着実に身につく勉強は重要なんです。理にかなってるし建設的な試験対策ですよー。

自信をもって口述試験にいきましょう

2次口述試験の合格率はほぼ100%。欠席したり、わかりませんを連発しない限り合格します。これが逆に余計なプレッシャーになるわけですが…。

でも考えてみてください。
中小企業診断士の1次試験合格率は約20%、2次筆記試験も約20%。これまで8割が不合格となる試験に合格してきたわけです。「不合格になったらどうしよう…」とネガティブなことを考えず、自信を持って試験会場に行ってください。

みなさんの口述試験の合格を願ってます!いつの日か、中小企業診断士としてお会いしましょう。
 

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