診断士の2次試験対策の勉強って難しいですよね…

  • 何度やっても80分以内に解けない
  • まわりの人よりも点数が悪いけど、理由がわからない
  • 勉強してるけど、実力がついてきてるかわからない
  • 事例問題を解くのは楽しいけど、本試験が不安で仕方ない

こんな感じで、受験生時代は絶望してました。

 
以下、は2次筆記試験についての記事になります。
口述対策については、中小企業診断士の2次口述試験・対策のすべてをご覧ください。

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2次試験対策・勉強のコツと注意点

診断士の2次試験は、読む力・考える力・書く力の3つが重要だといわれますが、元から持っているスキルが個々で全然違います。

問題を解く順番、時間配分、マーカーを入れる方法…表面上の試験テクニックは真似ることができても、解答プロセスは真似できません。

これを前提として、勉強のコツと注意点を書きます。

自分流の解答プロセスを確立させましょう

ぼくは診断士試験合格後、ふぞろいな合格答案プロジェクトに参加して、180名以上の答案を分析しました。その過程で、他の合格者といろいろとディスカッションしてきたわけですが、合格者にはある共通点がありました。

それは、自分流の解答プロセスをしっかり持っているということ。

受験校や講師によって教え方は千差万別ですから、解答プロセスはバラバラです。つまり、自分にフィットする解答プロセスを見つけて、自分のモノにできると合格にグッと近づくということです。

翌日に再現答案を書いて、実力チェック

事例問題を解いた翌日に、ぜひ再現答案を書いてみてください。
解答プロセスが確立していると、何度でも似たような答案を書くことができます。逆に、確立してない人は書けません。

かっこよく書いてますが、ぼくも当初は再現答案がまったく書けませんでした。もう一度解いても80分以内に書けないとか、全然違う内容になっているとか…それはそれは酷いレベルでした。

ちゃんと復習してたんですよ?
事例問題を解いた後に解説を読んで、熟考して完璧な答案を作成したりして。

でも今思えば、復習になってなかったのかなーと思います。完璧な答案を作ることが目的になっていたんですね。

再現答案を書けない場合

理想とする答案を作成することが復習の目的になっていて、80分以内に解くための解答プロセスを確立するという本来の目的を忘れています。

再現答案は書けるけど模試で点数が取れない場合

あなたの自身の解答プロセスそのものに課題があります。即刻見直すべきです。

努力する方向性を間違えず訓練すれば、必ずスキルは高まる

自分なりに目的をもって事例を解く・復習する

ただ事例を解いてるだけでは、2次試験対策の実力アップは望めません。
的確に訓練している人は着実に得点獲得力が高まります。1次試験対策は学習時間に比例して点数が伸びましたよね?それと同じです。

これもかっこよく書いてますが、ぼくも当初はただ事例を解いているだけでした。解いても解いても、なにも実力がアップしている感覚が一切ありませんでした。

日々の目標は立ててましたよ?
1日1事例解こう、過去問5年分やろう、と決めて勉強してましたし。

でも今思えば、これは勉強量=事例数とした勉強量目標ですね。スキルアップとは何ら関係のないことです。事例を解いていれば、いつか何か変わるかもしれないと決めて、効率の悪い学習をしていたんです。

目的を持って勉強するとは?

今日は設問文だけを分析しよう、明日はフレーズだけを徹底的に暗記しよう、1事例10分で下線やマーカーだけ引く訓練をしよう…なんでもいいんです。勉強した後に、スキルがアップしていることであれば。

学習効果はいつ体感できる?

早ければ1週間、遅くとも1ケ月で学習効果が現れると思います。そして思考錯誤しているうちに、自分なりの解答プロセスが確立できます。
そうするとグンと点数が上がり、それ以降、点数が落ちなくなります。いわゆる開眼と呼ばれるやつです。

自分流の解答プロセスを確立する

診断士試験に本気で合格したければ、自分流の解答プロセスを確立しましょう。

他人から教わって習得できるものではないです。猿マネでもダメ。
講師、合格者、本の中から自分に合うエッセンスを取込み、自分流を確立させるんです。

80分以内に妥当性のある答案を作成できる自分流の解答プロセスが身につけば、合格がグッと近づきます。

他人の解答プロセスやテクニックに惑わされないようにしましょう。