中小企業診断士の受験生は、大半の方が社会人で働きながら試験勉強をしています。そう、「勉強する時間がない…」は受験生に共通する課題なんですよね…。

では、学習効率を高める努力はしてますか?

出題範囲の広い中小企業診断士の試験対策において、なんとなく勉強しているだけでは合格は困難です。勉強する時間を確保すること以外に、学習効率を高める努力がとても重要になります。

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学習効率を高めるための文具と使い方

ここでは、実際にぼくが中小企業診断士の試験勉強で使っていた勉強グッズを、使い方とあわせて5つ紹介したいと思います。合う、合わないはあると思いますが、よかったら参考にしてみてください。

1.フリクション蛍光ペンのソフトカラー

参考書や過去問で重要な部分にマーカーを引いたりするのですが、こすると消える蛍光ペンを使ってました。一般的なカラーではなくって、ソフトカラーがおススメです。

こすると消えるのがよい理由

重要な部分にマーカーをひくのはよいことですが、増え続けるのが問題なんですよね。試験勉強が進むにつれ、知識が定着してきますよね?つまり刻一刻と自分にとって重要な部分は変わるんです。
あ、これはもう完璧に覚えたし理解した。という部分はマーカーを消していました。一方で、この知識が怪しい…まだ覚えていないかも…という部分にどんどんマーカーを引いてました。

そもそもテキストや過去問解説などでは重要な部分が書いてるのに、その中でさらに重要な部分にマーカーをひくなんて非効率的過ぎませんか?
だったら、「自分がまだ覚えていないところ」にマーカーを引いて、覚えたら消す、ということを積み重ねるほうが建設的な勉強ができると思いますよ。

ソフトカラーの理由

通常のカラーでマーカーをひくと、色が濃すぎて文字が読めなくなるんですよね。フリクションペンは2次試験の与件文にも使っていたので、文字が醜くなるのは避けたかったのです。ソフトカラーは最初から、薄めのマーカーを引けるので重宝してました。

2.透明見出しの付箋

張ってもテキストの邪魔にならない透明の見出し付箋を愛用してました。

気になったページに付箋をを張っておくと、パッとすぐに開けるのがいいですよね?でも、ただ付箋を張っておくだけでは、正直効率が悪いんです。1冊のテキストで10も20も付箋を貼ったら開きたいときに開けなくなってしまい、付箋の意味をなさなくなりますから。

だから、ぼくは付箋の色に意味を持たせてました!青は重要、緑は記憶が曖昧、黄は要注意、赤は絶対復習など、色に意味を持たせて付箋を貼っておくと、開きたいときに開きやすく学習効率が高くなります。赤だけ復習、黄色だけ復習…など勉強時間に合わせて、都度勉強のプランニングがしやすくなります。

最初は絶対復習の赤い付箋を張っておいて、復習して知識が定着したら黄色の付箋に張り替えるなど、マーカーと同じで学習度合いによって色を張り替えていくと学習効率が高まりますよー。

3.キッチンタイマー

中小企業診断士の1次試験は60分・90分、2次試験は80分ですよね。試験勉強で知識をつけることと同じくらい重要になるのが、時間管理です。そこで役立ったのがキッチンタイマー。本試験会場には持ち込めませんが、日々の勉強で試験時間の感覚を身につけるのにおススメです。

どれだけ知識があっても、試験時間内に解けなければ不合格になりますし、試験時間内に解けたとしても時間ぎりぎりで焦ってしまってケアレスミスを誘発する可能性もあります。
1問1分以上かかるなら一旦飛ばして後回しにする…こういうのをできるかできないかは訓練次第だと思います。

4.ソフトな耳せん

主に1次試験対策と2次試験対策の初期~中期では耳栓を使ってました。勉強初期では暗記など吸収しないといけない知識が膨大にあるんですよね。少しでも集中したかったので耳栓をして周りの音をシャットアウトしてました。普通の耳栓だと長時間してると痛くなって、逆に集中できなくなるので柔らかい耳栓がお気に入りでした。

耳栓を使った勉強では注意点もあります。無音での勉強は集中できるのですが、本試験会場は雑音があって集中できなくなる場合もあります。だから、試験勉強の後半からは耳栓を使わず、あえて雑音があって集中しにくいカフェなどで答練を解いていたりしました。

5.高透明カラーのクリアファイル

答練や過去問は、科目ごとや、重要度によって色分けしてファイルに保存するのがおススメです。

資格予備校だけでなく独学で勉強している方も、中小企業診断士の試験勉強をしていると、けっこう紙面が増えます。無造作に保管して、復習を忘れて同じミスを繰り返していることに気付いてから、紙面の管理もきっちりするようにしました。といっても、マーカーと同じように、色に意味を持たせて仕訳するだけですけども。

ただコレ、資料を探す時間が省けるわ、持ち運びは簡単だわ、復習の漏れは無くなるわ、でめちゃくちゃ効率的です。大きなファイルに保管してしまうとなかなか復習する機会もないのですが、こうしたクリアファイルだと復習もしやすいです。

試験対策の学習効率を高めるコツ

無駄な時間を省く

勉強できる時間を有効活用するためには、無駄な時間を省きましょう。参考書の目的ページを開くまでの時間、必要書類を探す時間、勉強する場所を決める時間…などなど、言われてみると結構無駄な時間ってありませんか?そういった無駄な時間=勉強の本質ではない時間を徹底的に短縮するのです。

勉強する範囲を絞っていく

マーカーを引きっぱなし、付箋を貼りっぱなしでは、勉強が進むにつれて増え続けます。マーカーだらけ、付箋だらけになると勉強をやった感がある一方で、実際には勉強効率が低下します。知識が身につくに連れて、「自分にとって今勉強すべきところ」は常に変化するので、それにあわせてマーカーや付箋の場所を変えていくのです。

出題範囲が広い中小企業診断士試験対策では、こうした学習効率を高める努力をしていくのがおススメです!
実際の勉強方法については以下の記事を参考にしてみてください。

中小企業診断士全般

試験対策全般

1次試験の勉強方法や学習時間

2次試験対策