6科目いろいろ暗記して、最後にこんなに覚えるのか…。

これが率直な感想です。中小企業庁がまとめる中小企業白書の内容から出題されるわけですが、量の多さに愕然としました…。

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中小企業経営・中小企業政策とは?

中小企業経営・中小企業政策について、試験要項を含めてかんたんにまとめますと、以下の通りです。(※あくまでも受験勉強を経験した主観です)

科目設置の目的

中小企業診断士は、中小企業に対するコンサルタントとしての役割を期待されており、中小企業経営の特徴を踏まえて、経営分析や経営戦略の策定等の診断・助言を行う必要がある。

そこで、企業経営の実態や各種統計等により、経済・産業における中小企業の役割や位置づけを理解するとともに、中小企業の経営特質や経営における大企業との相違を把握する必要がある。

また、創業や中小企業経営の診断・助言を行う際には、国や地方自治体等が講じている各種の政策を、成長ステージや経営課題に合わせて適切に活用することが有効である。このため、中小企業の経営や中小企業政策全般について知識を判定する。試験要項より抜粋

学習するとどうなるのか?

中小企業の置かれている環境や実態をマクロ的に把握できるようになります!統計データの数値まで暗記する必要があり…「どうして…?」となりますが、試験勉強のときにしか、ここまで詳しく見ないと思いますので、いい機会だと思って暗記しましょう。

難易度

毎年、難易度が変わらないため、得点源科目にしやすいと思います。
ただし覚えるべき内容が多いため、それなりに時間を費やす必要があります。1次試験科目の一番最後にどうしてこんなに暗記をしないといけないのか…となりますが、学習時間に比例して確実に点数が伸びるため、勉強に時間を費やす価値は十分あります。

勉強時間と得点推移

では、ぼくの勉強時間と得点推移、そしてその感想です。

やればやるだけ得点が伸びた

最初は、こんなに覚えるのかと驚いたり、数値だけで覚えるので苦戦しましたが、中小企業の統計や政策に特化しているので面白いんですね。

シンプルな問題が多い印象もあって、勉強してからの得点アップに即効性があったように思う。

勉強法や試験対策

覚えるものに意味がないので覚えにくい

用語を覚える必要もあるのですが、グラフの中にある細かな数値を覚える必要があるんですよね。

他の科目では、暗記するにもキーワードとして意味があったのですが、2割だとか、3割だとか、、、1.5%だとか…統計データの数値を覚える必要があったので、辛かった。。単純に数値を覚えるのは辛い。。

中小企業の定義の資本金・従業員数を覚えるのであれば、セイオロコサ(製造業、卸業、小売業、サービス業) 3・3、1・1、5・5、5・1….とか、いくつかは語呂合わせを使いました。

語呂合わせを使って覚えたのは、この科目だけかも。

覚えたら覚えた分だけ得点になる科目なので、どんな手を使っても覚えていく方がいいと思う。

融資制度・共済・組合は横串で暗記

日本政策金融公庫、中小基盤整備機構、信用保証協会などの融資制度は表にして、横串で暗記。このあたりは、まとめて覚えていないと正誤判定できないから注意が必要

中小企業退職金共済、倒産防止共済、小規模企業共済などの共済制度も、表にして横串で暗記。補足知識として、共済ができた年の順番とか。

事業共同組合、企業組合、協業組合、商工組合、商店街振興組合などの組合も、表にして横串で暗記。表にしておくことで、比較もしやすいし、焼き付けて暗記できるからいいですよ。

中小企業白書は読まなかった

中小企業白書から半分出題されますが、試験対策としては読まなかったです。というか、読む時間を作る余裕はなかったという方が正しいかもしれません。

中小企業白書の重要箇所をテキストにまとめてあるわけですが、それを覚えるだけでも大変。。結果的に、読まななくても得点を取れたので、試験対策として必須ではないと思います。

ただ、中小企業白書はは中小企業の実態がまとまったよい資料だと思います。2次口述試験の前に目を通したり、診断士試験に合格してから読むことになると思います。

実際に使っていた暗記カードのデータをnoteに全件まとめましたので、よろしければご活用ください。noteを見る>>

試験を終えた感想

目標点を70点に設定して本試験に臨み、結果は74点。
2日目しかも最後の科目でヘロヘロでしたが、60点を大きく上回り、不得意科目の得点を補填できてよかったなと。

最終科目なので、サッサと終わらせて退席する人が多い中、最後の最後までマークミスがないか確認してたのはいい思い出です。