1次試験が近づいてくると…どんどん不安になる…。
やっぱり試験直前期はぼくも不安でした。。。
幸いにもぼくは1年目で1次試験を合格できたわけですが、直前対策で何をしたのか?効果的な直前対策はどのようなものか?
ぼくが実践していた効果的な勉強方法を具体的にまとめました。受験の参考にしてもらえると嬉しいデス。
このページの目次
中小企業診断士試験・直前対策の概要
どれだけ勉強しても中小企業診断士試験は1年に1回しか受験できない試験ですから、誰でも不安になると思います。
その中で、不安なまま集中できずに直前期を過ごすのか、建設的に勉強するのか…で合否が左右されるのだと思います。
うる覚えのところを徹底的に復習
直前期に全科目みっちりと総復習は…残念ながら時間が足りません。時間に余裕がないからといって苦手科目を重点的に勉強していると、全く勉強しない科目が出てきてしまいます。
だからぼくは、うる覚え部分を把握して徹底的に潰しました。具体的な方法は後ほど紹介します。
暗記アプリを活用して高速復習
各科目の記事で紹介したように、ぼくは暗記アプリを使っていました。1科目約200問・30分で復習できる内容にしてありました。
事前に暗記アプリを準備しておいたおかげで、1日1.5時間~2時間で7科目を総復習できるようになっていました。
これによって、「企業経営理論忘れてるかもしれない…」「中小経営政策の暗記をやらないとっ!」など余計な不安に駆られることはありませんでした。
直前対策:得点獲得力ばすコツ
診断士の1次試験はマークシート式なので、正解か不正解で採点され得点が決まります。そのため「模擬試験で6割超えてたから大丈夫」「模擬試験で6割以下でヤバイ…」となりがちですが…ぼくはもっと深く突っ込んだ復習をしていました。
自己採点基準
区分 | 基準 | 復習優先度 |
---|---|---|
完璧に解答できた | 一切迷わず得点できた | 4 |
迷った上解答した | ぶっちゃけ運よく得点できた | 1 |
迷った上で失点 | 運悪く得点できなかった | 2 |
実力不足/暗記含む | 正直全然分からなかった | 3 |
具体的な採点方法
強がらずに素直に自己採点をしたとき、「完璧に解答できた」で6割を超えている人はほとんどいないと思います。得意科目でも6割を下回っている可能性もありますし、苦手科目だったら4割を切っていることもあります。
でも悲観的になる必要はないです。他の受験生も似たようなものだし、1次試験の合格ラインは皆拮抗してます。うる覚えの要点をピックアップできたわけですから、そこを本試験当日までに完璧に暗記したらよいのです。
うる覚え箇所を把握
わかりやすく図解すると以下になります。
予測最低点数は運が悪かったときの得点、予測最高点数は運がよかったときの得点です。迷って得点できた問題と迷って失点した問題は紙一重。運がよかった悪かったという状況だから1次試験本番でどう転ぶかわからない。だから、ぼくはこういう不確定なうる覚え知識に着目していました。
うる覚え知識を定着させる
1次試験直前期は間違ったところを復習しなさい。という方も多いですが、ぼくはこの「うる覚え」の部分が最重要だと思い、直前対策の時間を費やしました。
暗記アプリで高速復習をしつつ、こうしたうる覚え知識を補填していくことで直前期も勉強の成果を感じていましたし、点数も一気に安定しました。
直前対策その他のコツ
受験を経験してきた中で、直前対策で特に重要だと思ったことを簡単に紹介しますと…
模擬試験は気にしない
模擬試験の結果はあくまでも目安程度にしましょう。模試は模試であって、本試験問題ではないんです。それよりも、うる覚え部分を把握するために、強がらずに素直に自己採点して、うる覚え部分を徹底して復習しましょう。確実に点数が上がります。
新しい問題集に手をつけない
自分の実力をチェックしようと、新しい問題集に手をつけるのはやめましょう。特に、受験校や出版社によって問題や解説のテイストが少し違うので、新しい問題集を解くと全く分からない問題を見つけてしまい不安になります。これまで学習してきた問題集や答練、模擬試験を徹底して復習した方が建設的です。
試験前日の宿泊する
都内在住で東京会場受験でしたが本試験前日と1日目は会場近くのホテルに泊まりました。2万円くらいかかるので前泊について賛否あると思いますが…ちょっとでも不安な方は前泊した方がいいと思います。
これまで診断士講座や教材にお金を使ってきたのに、最後の最後でケチって試験当日に冷静さを欠き、実力を発揮できずに不合格になる方が損だと。ぼくはこう考えて前泊することにしました。
1次試験の結果
1年目(初学)で7科目受けた結果は、こんな結果でした。
科目 | 目標 | 結果 |
---|---|---|
企業経営理論 | 65点 | 61点 |
財務・会計 | 60点 | 66点 |
運営管理 | 70点 | 61点 |
経済学・経済政策 | 40点 | 36点 |
経営情報システム | 70点 | 76点 |
経営法務 | 55点 | 64点 |
中小企業経営・政策 | 70点 | 74点 |
合計 | 430点 | 438点 |
経済学・経済政策が36点という悲惨な結果でしたが、運よく得点調整があり足切りを回避。合計点で420点を超えることができ1次試験は1回で合格することができました。(本当にギリギリセーフ!)
合計で450点とか500点とか狙う必要はないんですよー。要は、全科目足切りを回避して合計で420点を超えればそれでいいです♪これから1次試験を受験をされる方は、ぜひ頑張ってください。
各科目の勉強方法などは以下にまとめていますので、興味があればご覧ください。
試験対策全般
1次試験の勉強方法や学習時間
- 財務・会計 の勉強法
- 企業経営理論 の勉強法
- 経済学・経済政策 の勉強法
- 経営法務 の勉強法
- 経営情報システム の勉強法
- 運営管理 の勉強法
- 中小企業経営・中小企業政策 の勉強法
- 1次試験対策・7科目総合編
- 経営情報システムの足切り経験者におすすめの本
2次試験対策