元々、ITに関する知識があったので、一番スムーズに勉強できた科目です。
基本情報技術者やITパスポート試験といった資格を保有しているわけではないので、中小企業診断士試験の勉強を通じて、体系的に勉強できてよかった。
このページの目次
経営情報システムとは?
経営情報システムについて、試験要項を含めてかんたんにまとめますと、以下の通りです。(※あくまでも受験勉強を経験した主観です)
科目設置の目的
情報通信技術の発展、普及により、経営のあらゆる場面において情報システムの活用が重要となっており、情報通信技術に関する知識を身につける必要がある。また、情報システムを経営戦略・企業革新と結びつけ、経営資源として効果的に活用できるよう適切な助言を行うとともに、必要に応じて、情報システムに関する専門家に橋渡しを行うことが想定される。このため、経営情報システム全般について基礎的な知識を判定する。(試験要項より抜粋)
学習するとどうなるのか?
IT全般の知識が身につきます!ただし、用語の暗記が多いため、実際のITスキルが身につくものではありません。
難易度
数年前まで学習時間も短く得点しやすい問題が多いため、得点源科目と言われていました。しかし2年連続で難化が続いたため、安易に得点源科目に設定しにくくなったと思います。資格学校が出版するテキストにない知識を問われると、全く解けないといった不運に見舞われる可能性がある点に注意が必要です。
勉強時間と得点推移
では、ぼくの勉強時間と得点推移、そしてその感想です。
得意でも80点以上を想定しない
体系的に勉強するのははじめてでしたが、演習の点数から得点を稼ぐ科目に設定していました。
でも、本試験で80点以上狙うことはしませんでした。結果的に80点を取れる場合もありますが、目標を80点にして想定すると、万が一、難しい年に当たった場合、合格シナリオが大きく狂ってしまうからです。
勉強法や試験対策
きたみりゅうじさんの本で基礎知識を吸収
以前から、ネットに興味があり、レンタルサーバーを借りてMovable Typeやワードプレスでサイトを作ってたんですね。でも、ネットワークが勉強しにくくて、きたみりゅうじさんの図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説で、ザッと勉強したことがあったので、そのまま知識を使えました。
詳しくは、経営情報システムで科目不合格・足切り経験者におすすめの本に書きました。
基礎知識は、フラッシュ暗記
基礎知識の暗記は、他科目同様に、フラッシュ暗記をしました。エクセルにまとめて、CSVで出力して、暗記アプリにインポートし、移動時間に覚えます。
ややこしい部分は表で丸暗記
開発アプローチとか、モデリング技法はややこしかった。覚えたつもりでも、99%正しい選択肢でも1か所変えられると正誤判定できなくなるんですよね。。
システムの故障・障害に対する考え方もややこしい。フォー、フェー、フー…誤った選択肢を並べられると、全部誤っているように見えてきてた覚えがある。
前知識があり、比較的得意科目であっても、分からない問題はいくつもあります。あまり勉強をしなかったので、得点は低下傾向にありました。練習問題、演習、模試などで間違えた部分を中心に勉強して、知識の補完・拡充をしていきました。
試験を終えた感想
70点を目標にして本試験に臨み、結果は76点。
不得意科目の失点をリカバリーできました。
経営情報システムって、得点科目にする方多いと思います。ただ2日目の2科目で、絶対に得点を稼がないと!と変なプレッシャーをかけてしまうと、解けなかった時や難問の年に当たった時に頭が真っ白になると思うので、注意しないといけない。
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試験対策全般
1次試験の勉強方法や学習時間
- 財務・会計 の勉強法
- 企業経営理論 の勉強法
- 経済学・経済政策 の勉強法
- 経営法務 の勉強法
- 経営情報システム の勉強法
- 運営管理 の勉強法
- 中小企業経営・中小企業政策 の勉強法
- 1次試験対策・7科目総合編
- 経営情報システムの足切り経験者におすすめの本
2次試験対策