三重県尾鷲市(おわせし)の地域おこし協力隊の方にお会いしてきました!

尾鷲ヒノキをいただいたお礼も兼ねて、地域おこし協力隊・尾鷲市の紹介と、おすすめする理由をまとめておきたいと思います。全国各地で募集してますが、尾鷲市は相当恵まれた環境なんじゃないかな?

地域おこし協力隊ってなに?という方は、別途記事をご覧ください。

参考今話題の「地域おこし協力隊」とは?

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三重県尾鷲市ってどこ?

尾鷲市の地域おこし協力隊の話をする前に…まず、三重県尾鷲市の場所を説明しないとわからない人多いですよね。

尾鷲市(おわせし)は三重県南部にある人口約1万9千人の都市です。面積の90%は山林、海岸はリアス式海岸の…まぁザックリというと漁村町です。

三重県尾鷲市ってどこ?

尾鷲市の人口・世帯数

人口18,817人(世帯9,651世帯)
男性8,735人:女性10,082人
[2016年10月1日現在]

公式三重県尾鷲市役所

尾鷲市の地域おこし協力隊をおすすめする理由

ぼくが客観的にみて、尾鷲市の地域おこし協力隊をおすすめできる理由をまとめます。ぼくが三重県津市出身だから…という個人的な想いではなくって、本当にいいと思っているんです。尾鷲の地域おこし協力隊に応募を迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

尾鷲市の地域おこし協力隊をおすすめする理由

1.受け入れ実績が多く、体制が整っている

三重県内では地域おこし協力隊の受け入れが多いのはもちろん、地域おこし協力隊の累積受入れ人数は全国トップクラスです。…実はコレ重要なんです。

地域おこし協力隊を募集している自治体の中でも、役所の雑務のお手伝いさん程度に考えているところもあるのが実情です。そうした自治体は協力隊員と衝突し「使えない制度だな」と地域おこし協力隊の募集をやめていきます。募集をしたところで、応募も来ません。(協力隊の人的ネットワークで噂が広まりますからね)

その点、三重県の尾鷲市は地域おこし協力隊の制度開始当初からを隊員を受入れ、今もなお継続しているのが受入れ体制が整っている証拠です。そして体制がブラッシュアップされていくはず。三重県内ではパイオニア的な存在だから、県内の地域との連携も活発になってくると思います。

2.民間企業との連携ができている

地域おこし協力隊の成功の秘訣は、行政の方のスタンスと地元企業との連携にあると思ってます。民間企業と役所では考え方が異なる部分が必ずあるものです。

だから、熱い想いを持って地域おこし協力隊に参加しても、当初描いていたことを一筋縄では実現できないことが多々あると思うんですね。地域おこし協力隊員は公務員ではないとはいえ、その人件費と経費を特別交付税が財源手当となっているから、公務員の仕事の進め方の色が強くなってしまいがちなのも一つの要因。

そのような中でも、三重県尾鷲市の場合は、内閣府の地域活性化伝道師にも登録された夢古道おわせの伊東将志さんをはじめ、民間企業との連携を模索している節がみられます。継続したビジネスを立ち上げるにはやっぱり民間企業の考え方って重要だから、こうした民間企業と連携はものすごく重要になるはずなんですよ。

公式夢古道おわせ公式サイト
参考地域活性化伝道師 – 首相官邸

3.食べ物がおいしくて、大自然がある

地域おこし協力隊の派遣先を選ぶとき、まず自分が快適に生活できるかどうかも重要だと思うんですよね。

尾鷲市には綺麗な海・川・山があって、山の幸・海の幸が本当にたくさんあります。ダイビングスポットがあるくらい海が綺麗で、世界遺産の熊野古道にも近い、日本三大和牛の松阪牛で有名な松阪市にも近い…こんな地区なかなかないですって。

4.紀勢自動車道の整備でアクセスがよくなった

紀勢自動車道・熊野尾鷲道路の整備
引用元:国土交通省中部地方整備局

昔の尾鷲市は陸の孤島でした。でも最近、紀勢自動車道・熊野尾鷲道路の整備が進んで陸の孤島ではなくなったんです。

三重県庁(津市)から尾鷲市役所まで約80分(約94km)、熊野市役所までの約105分(約119km)です。うそでしょ?と思うくらい改善されてます。

高校まで津市で生まれ育ちましたが、尾鷲や熊野の三重県南部はものすごく遠くて行く機会もなかったのですが…ちょっとドライブがてら行けるエリアになりました。

懸念事項

もちろん懸念事項もあります。

任期満了後どうするのか

任期満了後の課題は、尾鷲に限らず地域おこし協力隊の共通する課題でもあります。任期満了後は、一般的に「現地企業に就職する」「現地で起業する」「戻る」というパターンがあります。

ですが、任期中に事業を起こしたとしても任期満了3年以内に事業を軌道に乗せるは難しいのが実態です。もちろん独立起業支援制度もありますが、都心部と比べるとやはりまだ支援体制はまだ弱いです。

ただでさえ、見知らぬ土地で商売をするのが難しいにもかからず、副業規定に縛られると任期中に起業できたとしても、事業を軌道に乗せるのは難易度が高いはずです。

ビジネスの拠点としては弱い

都市部と比べると、圧倒的に人数が少ないので、起業する業態によっては適さないこともあります。

ネット通販などネットを活用した業態であればネット環境と商材さえ整えば何も問題はないのですが、たとえば飲食店なんかは実際問題難しいですよね。一定以上の売上を確保できたとしても、そもそも住民が少ない田舎では拡大するには難しいので。

ぼくが支援できそうなところ

尾鷲市はネットを活用した情報の発信が上手くないです。
ホームページやSNSを使っているけれど、ネットマーケティングの本質が抜けているんです。

Webを活用した情報発信とか、SEO、eコマースの支援などは…ぼくの専門分野だから、いつか、どこかで、なんらか支援していきたいなーっと考えてます。

地域活性化って行政だけでやるものではないですし、その土地に今住んでいる人だけではないと思うのです。尾鷲市の地域おこし協力隊の関係する方々、これから参加する方々…わたしもできる限り協力しますので、気軽にお声がけください。