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観光マーケティングの事例比較。ハミルトン島と愛知県

      2015/10/08

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活きたお金の使い方って重要ですね!

観光マーケティングの一環として、認知拡大のため住民を募集し、地域の魅力をインターネットで発信するという企画があります。

オーストラリア・ハミルトン島と愛知県の離島(佐久島、日間賀島、篠島)の事例を比較すると、お金の使い方について考えさせられました。

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観光マーケティングの事例比較

ハミルトン島の世界最高の仕事企画

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「世界最高の仕事」は、世界最大の珊瑚礁「グレート・バリア・リーフ」をPRするというもので、珊瑚礁の中にある「ハミルトン島」の管理人を半年にわたって務め、半年間で約1000万円の報酬というもの。約200か国から3万4684本もの応募があったという。話題性とともに、観光の活性化にも成功した。

企画概要

  • 企画名(求人タイトル)
  • The Best Job in the World(世界最高の仕事)

  • 主な仕事内容
  • ちょっとした島の雑務とグレート・バリア・リーフを周遊し、その様子をブログ等にアップすること。

  • 就労期間
  • 6ヶ月間(半年)

  • 報酬(給与)
  • 15万豪ドル(当時レートで約1千万円弱)

  • 応募資格
  • 世界中の誰でも可

  • 企画元
  • オーストラリア・クイーンズランド州観光局(Tourism Queensland)

あいちの離島企画(佐久島、日間賀島、篠島)

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あいちの離島(佐久島、日間賀島、篠島)の魅力を広く伝え、離島への観光客の増加を促し、離島の振興を図るため、平成23年度緊急雇用創出事業基金事業「あいちの離島情報発信事業 あいちの離島80日間チャレンジ!」を実施

企画概要

  • 企画名(求人タイトル)
  • あいちの離島80日間チャレンジ!

  • 主な仕事内容
  • あいちの離島(佐久島、日間賀島、篠島)の内いずれかの島にて、様々な体験や経験をしていただき、島の魅力をブログ等のインターネットを活用して情報発信。

  • 就労期間
  • 80日間

  • 報酬(給与)
  • 120万円(月給303,000円)
    平成23年9月1日から平成23年12月28日まで。ただし、月20日程度勤務、合計80日の勤務。

  • 応募資格
  • 失業中であり求職活動をしていること。

  • 企画元
  • 愛知県

観光マーケティングの効果・結果

ハミルトン島

掲載初日:約30万人がアクセス
その後も、1時間あたり2万5千人のアクセス。

募集開始と同時に、世界中で話題になり34,000件のビデオ応募、最終選考に小林美絵子さんが残って日本でも話題になりました。

選考後もハミルトン島・管理人の公式ブログは人気を集め、最終的に7000万豪ドル(約55億円)以上の広告効果があったそう。

ハミルトン島の後日談
2009年に実施したハミルトン島の企画は、2013年に再度実施。1次選考には全世界から60万エントリー、35万本のビデオ応募があり、2009年の応募数のおよそ10倍となった。

愛知県

ハミルトン島管理人の企画に乗っかり、日本一楽しい仕事と紹介し、一部話題になったものの反響は不明。特設サイトも閉鎖されなにも残っていないが、現地入りした担当のTwitterを見る限り散々な結果。

– 日間賀島担当・竹内さんTwitter(フォロワー262
– 篠島担当・奥山さんTwitter(フォロワー220
– 佐久島担当・新里さんTwitter(フォロワー316

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想うこと

平成23年度緊急雇用創出事業基金事業を財源とした企画とクイーンズランド州観光局が観光マーケティングを財源とした企画という違いはあるものの、この格差は考えさせられる。

雇用創出を目的としているから失業者を対象として実施するのはわかるが、もたらした経済効果からするとどちらが活きたカネの使い方なのか?

真の意味で、雇用を創出したのはどちらの企画なのか?

観光資源の価値が違うというだけ済ましてはいけない事例だと思う。
 

補助金に頼った地域活性化は失敗する!成功する”まちづくり”とは。にまとめた内容に通じるものがある。

 - 地方創生

観光マーケティングの事例比較。ハミルトン島と愛知県

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