少し前に、日本創成会議が東京圏の医療・介護サービス不足に対応した高齢者の移住先41地域を示した提言したのが話題になりました。

地方移住を決めるのは本人なので特に気にしてないのですが…移住先の情報が圧倒的に不足してますよね。求人媒体みたいな地方移住・定住支援のための総合ナビ媒体があった楽しそう。

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地方に移住促進するなら総合ナビの整備を

移住を考えるための情報が圧倒的に不足している

個人差はあると思うけど、地元周辺や旅行で行ったことのある市町村は、たぶん数百以下。平成26年4月総務省の情報を見ると、市町村の数は1,718。(市:790、町:745、村:183)合併を繰り返してきたとはいえ、1,718もあるわけです。自分の知らない市町村がたくさんあるわけですね。
 
移住というのは、転職するよりも家を買うよりも大きな決断になると思います。生活環境がすべて変わりますからね。。大きな決断を迫るには情報をたくさん提供する必要があるのですが、今はものすごく不足してて検討フェーズにも移せてないんじゃないかな?

自分に合う場所に移り住み易くはなっている

昔は地元から離れることはなかったのですが、現代は進学・就職などで地元を離れて都市部へ行くことが一般的になってきている点や、志向が多様化している点を踏まえると、自分に合う場所に移り住み易くはなっている気はします。

海が好きなヒト、山が好きなヒト、子育て環境を重視するヒト、高齢になっても安心して暮らせる環境を重視するヒト、のんびりした生活をしたヒト…いろいろな価値観を持ったヒトがいると思いますが、現時点だと移住を決断するには、あまりにも各市区町村の情報が少ない。

だったら、もっと市町村の情報を開示したらどうかな?っと。

今ある移住ポータルサイトの例

都道府県単位や市町村単位では一応、移住検討者向けの情報サイトがあるのですが、どれも検索性が悪く情報が埋もれているのが勿体ない。

一般社団法人 移住・交流推進機構の「ニッポン移住・交流ナビ」も、検索性がよくないですよね。。

地方移住求人ナビ(仮)

求人であれば、リクナビやマイナビといった求人媒体がありますよね?
あれくらいの規模感で、地方移住求人ナビみたいなのがあれば、地方移住ももう少し促進できると思う。

検索機能はライフスタイル軸を充実させる

海が近い、山が近い、自然が豊か、住民税が安い、土地が安い、医者が多い、東京まで1時間、空港まで1時間、公共バスが充実…など、いくらでも検索軸はある。求人ナビのみたいに、条件にチェックつけてもらって、複合条件の検索を実現すると、ユーザビリティが高まってとても使いやすくなると思う。

地域ごとに移住支援キャンペーンがあっても面白い

  • 今なら、移住してきた方に、の商店街で使える10万円分金券プレゼント!
  • 今なら、移住費用負担!

とか、ユニークなキャンペーンとかできそうじゃないですか?
実際、島根県隠岐郡知夫村では定住する際の引越費用最大25万円支給、という制度もありますしね。

運営費用は国が一部負担、運営は民間企業に委託したらいい

求人媒体や物件媒体の場合、情報を掲載している企業がサイト運営者に掲載料やマッチングに応じた紹介手数料を支払っていることでビジネスが成立しているが、移住系媒体を考える場合、自治体が費用を支払うことになる点がちょっと厄介になる。

また、地方自治体がある程度に募集に参加しなければ、ユーザーにとっての利便性が低くなってしまうから、立ち上げには国が関わってもいいと思う。収益化効率が悪いから民間企業がやらないだけで、ナビ媒体の構築や運営費用も比較的安く済むと思います。

まとめ

媒体運営でマネタイズするのは難しいかもしれないけど…意義のある媒体にはなると思う。

いろいろ移住ナビ媒体はあるのですが、「エリアから探す」「路線から探す」みたいな検索軸が多くて、物件探しポータルっぽくなってるんですよね。。検索機能はライフスタイル軸を充実させて、ドリルダウン型検索に対応した、総合ナビは参入の余地ありだと思う。

思いつきアイデアで、好き勝手書いてしまった。。