三重と違って、東京商工会議所は手厚いですねー。

中小企業診断士に登録してから東京近辺の商工会議所の方と会う機会が増えたのですが、三重県内の経営支援との違いに愕然としてます…

平成27年4月から東京都の公的予算で、23区の中小企業・個人事業主を対象としたサポートが強化されました。なんと、年間15回までの専門家派遣が無料!

ワンポイントで支援することはあるのですが、最大15回まで専門家を派遣されるのが大きな特徴。1年間ということなので、実質無制限に近い回数です。

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東京商工会議所の創業・後継・経営支援がすごい

こんなに幅広い支援ですがサポートするのは単なる経営指導員ではなくって、弁護士、税理士、中小企業診断士などの専門家です。

創業・後継・拡大など支援が幅広い!

後継者への事業後継・後継問題

  • 親族や従業員に代表者を変更する
  • 後継者がいない場合、今後どうすればよいか
  • 後継者に株式譲渡
  • 会社の事業承継と個人の財産相続

創業の手続き・創業融資の調達

  • 創業融資のための書類作成の相談
  • 創業後に事業計画の軌道修正が生じた場合、どのように対応すればよいか

売上拡大、プロモーションの助言

  • マーケティング専門家に売上拡大に向けた営業計画を一緒に考える
  • ホームページやネットショップの立ち上げや改善相談

経営計画策定、補助金申請の助言

  • 新規事業や経営改善に向けた事業計画を一緒に考える
  • 経営革新計画申請や各種補助金、助成金の申請の専門家アドバイス

 
東京は人も事業機会も多いので、放置しててもある程度毎年すごい数の起業があるのですが、こういうサポートをかっちり行うのはすごいですよね。
創業を促進するだけでなく既存企業に対しても事業継承をサポートして廃業を低減させてます。

専門家が連携してサポート!そして最大15回まで無料!

一つ相談したら、包括的に支援してもらえるんですよ。東京都の公的予算で。

サポート例はこんな感じ。

飲食店を開業する場合、、、

店舗コンセプトの明確化・予算スケジュールを確認して…融資に向けた創業計画書の作成支援を中小企業診断士がサポート、Webサイトやチラシ作成の支援をマーケティング専門家がサポート、売上管理・帳簿管理に関するアドバイスを税理士がサポート、店舗運営に関するアドバイスを飲食店支援専門家がサポート。

事業継承・後継者問題について、、、

経営課題の抽出と個人財産価値等を把握したうえで…事業承継方針の確認を専門家が行い、事業継承計画書の策定支援を中小企業診断士が行う。公的支援制度の活用やタックスプランを税理士がアドバイスをして、事業計画実行のフォローアップを中小企業診断士が行う。必要に応じて、弁護士の先生も支援に入る。

企業が抱えている問題は複雑。1回限りのサポートで解決できるほど甘くない

いろいろな苦難や困難を乗り越えてきてるはずなので、中小・零細企業の経営者も馬鹿じゃない。

そんな経営者の課題を1回数時間程度のサポートで解決できるほど経営って甘くないんですよね。そして、スーパーマンみたいに一人で全部支援できる専門家もいない。

何人かの専門家と連携して包括的に支援する仕組み・スキームは本当にいいと思う。活きた金の使い方だと思う。