日本全体で景気が低迷する中、少子高齢化・過疎化で地域間での経済格差がさらに加速しています。
そのため、
観光資源を開発したり、特産品を作ったり、
地域に特化したコミュニティを作ったり、
全国各地、様々な形で「町おこし」が行われています。
地域活性化ではブリッジパーソンが鍵になる
いろんな地域の成功事例を調べていると、
「ブリッジパーソン」が鍵になっていることが多いように思う。
このブリッジパーソン(Bridge person)とは・・・
何かと何かの懸け橋となる人のことなのですが、、、
例えば、「三重県活性化」について考えた時、
三重県にずっと住んでいる人よりも
三重県に住んでいない人の方が、、、
三重県のことを知ると、三重県の良さに気付きやすかったりする。
昔、三重県に住んでいて、
今、三重県に住んでいない人の方が、、、
改めて考えたり、感じたりすることが多い分、
三重県の強み、弱みに気付きやすかったりする。
「町おこし」が成功している地域を見てみると、
仕掛人は、全くその地域に関係がなかった人だった
ということも、少なくないですよね。実際。
○
価値観の多様化、ボーダレス化が進む中、
必要なのは、まず地域の個性を作ることだと思います。
単なる個性ではなくて、
あくまでも経済効果を生み出すための個性。
ところが、現在の地域活性化活動の動きを見ていると、
・地域内だけで活動して完結している
・他地域の地域活性化成功事例を聴いて満足している
結果、、、
・経済波及効果を生み出していない
・一時期に盛り上がったが、継続していない
なんてことが少なくない。
「なかのヒト」と「そとのヒト」を上手く結び付けて情報・意見交換させ、継続・発展させる仕組みが必要
地域活性化を推進するのであれば、
「なかのヒト」と「そとのヒト」を上手く結び付けて情報・意見交換させ、
継続・発展させる仕組みが必要だと思うのです。
―――例―――――――――――――――――――――――
「なかのヒト」
定義:○○県(or○○市)在住で、地元を活性化させたいヒト
役割:地元の状況を把握した上で地元活性に向けて、行動する。
「そとのヒト」
定義:○○県(or○○市)出身で今は住んでいないが、地元を活性化させたいヒト
役割:都市部から地元を見て地元活性について考え、行動する。
※補足
○○県(or○○市)で生まれ育っているという共通があるとより強力
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なかのヒトにも長所、短所があるように、そとのヒトにも長所、短所がある。
でも、「○○地域経済活性のため」と同じ目的を共有して行動することで、
互いの長所短所を補い合うことができる。
地元愛・地元活性を持ったヒトで
ブリッジパーソンとなりうるヒトを
もっと「なかのヒト」と結びつけていくと、
地域経済を活性化できる可能性を
飛躍的に高めることができるのではないかと思うわけです。
※注意
あくまでも地域住民主体で行う地域経済活性化の活動の場合で、
企業誘致などの地域経済活性化活動などは含まれません。