いよいよ千葉の幕張海浜公園で、日本初のレッドブル・エアレースが開催されますね!
アクロバット飛行できる飛行機買ったから、乗りにおいでよ。と声をかけて頂いて、曲芸飛行を体験してきた話を思い出した。
航空自衛隊・ブルーインパルスで元パイロットをしていた小宮さん。
ブルーインパルスといえば―、全国各地の戦闘機部隊から選抜された精鋭中の精鋭で構成される部隊。小学生の頃憧れてた部隊の方に、会えて夢みたい。
で、レクチャーをして頂きました。
- まず、パラシュートの開き方
- 続いて、緊急時の脱出方法
- 最後に、Gがかかったときの対処法
自分で引っ張らないと開かない…って言われた瞬間、相当気が引き締まりました。
機体トラブルが発生した場合、機体を反転させて合図するから、ハーネスを外してそのまま落下。そして、落下中にパラシュートを開いてとのこと。
笑顔で大丈夫だよ。っと言われて、笑ってましたが、内心は笑えない…かなり不安でした。
曲技に入るときに下半身に力を入れてくださいねとレクチャーしてもらいました。アクロバット飛行では、急旋回・急上昇・下降の組み合わせで、ものすごいGがかかります。
脳に血がいかなくなって意識を失うブラックアウトに陥る可能性もあるわけですね。様子を見ながら、Gかけるから大丈夫だよー。って優しくいって頂いたけど、内心ドキドキ。
フライト編
非常時用のパラシュートを背負って、翼に足かけて機乗。
目の前には計器類が…なんか、かっこいい!
5点式のショルダーハーネスでがっちり固定されました。動けません。
墜落すると危険なので、海上に移動しました。いよいよ、曲芸の開始です…
まず、進行方向を軸にして、横回転。クルッっと。
一瞬すぎて分からないのですが、本当の逆さ富士山をみました。。
写真を撮れたのはここまで、急旋回されると、Gで動けなくなります。
とてもじゃないないけど、写真が撮れる状態ではない。
体調的に大丈夫なのを確認されると、縦型のループをしてもらいました。
ジェットコースターの回転みたいな感じ。
急上昇して、背面飛行になって、垂直に海に向かって…
Gがかかると急激に視野が狭くなり…座席に体が張り付いて、体が動かないどころか腕が上がりません。
後で聞いたら最大4Gくらいまでだったらしい。
4Gというと体重が60kgであれば、240kgにも及ぶ力が頭のてっぺんからつま先までを襲います。最大Gが一瞬だったので大丈夫でしたが、何秒も続いたら気を失ってた!
連続で曲芸飛行されると、天地が分からなくなり、空と海がどこにあるのか分からなかったです。
独特な角度で着陸態勢に入ります。
真っ直ぐ侵入すると、前が見えないらしいんですね。なので機体を進行方向斜めにして、目視で微調整して、着陸~
緊急脱出がなくて、ホッと一安心。
曲芸飛行は、ほんの数分だったと思いますが、機体を降りたらふらふら。汗が噴き出るわ、胃が気持ち悪くなるわ…で、もう大変でしたw