「地域活性にファンドレイジングを活用する機会が増えそう」と記事を書いてから早4年半…ファンドレイジングを活用するケースが増えてきているようです。
日本最大級のクラウドファンディングサービスREADYFORの「地域活性化・コミュニティ」カテゴリで目標金額の150%以上達成したプロジェクトだけをまとめてみました。
目標金額の150%以上達成したプロジェクト
大幅達成しているプロジェクトは、募集ページを見てるだけで、「残したい」「地元のために」という熱い想いが伝わってくる。
- 人と街が繋がるきっかけとなるブックカフェを鳥取につくりたい!
- 大正8年開通ローカル線「養老鉄道養老駅」をみんなの放送局に!
- 47年間愛されて引退した北海道初の電車「赤電」を残したい!
- 小布施生まれのありがとうの絵本『世界一のパン』を未来へ世界へ
- 札幌の築70年のレトロな古民家を、アトリエとして再生します!
- 脱線事故で走れなくなった銚子電鉄をもう一度走らせたい!
- 多摩ニュータウンに子供も遊べる「ヤギ牧場」を作りたい!
- コアラを守りたい!~東山動植物園コアラ応援プロジェクト~
- 東京三鷹地域に住む外国籍生徒のための進学基金をつくりたい
- 福井の人々との出会いを楽しむ 旅のガイドブック~福井人~
日本各地でまちづくりに関わってきた若者が地元の鳥取駅近くに「本で人と街が繋がるきっかけを」をコンセプトにしたブックカフェをオープンします。
― 892,000円(171%)支援者77名
滝の水がお酒に変わったとする「養老の滝伝説」で有名な岐阜県養老町の玄関口「養老駅」にNPO法人と高校生らがスタジオを開設、番組配信の拠点をつくります!
― 162,000円(162%)支援者20名
47年間沿線住民の足として、北海道の大地を駆け抜けた「赤い電車」。その思い出に加え、文化財として価値を高く感じています。私達は解体の危機に瀕してるこの電車2両を保存すべく活動を開始しました。
― 4,129,000円(176%)支援者471名
信州・小布施の出版社文屋が、ルポ絵本『世界一のパン』を増刷し、80年前、カナダの皆さんの20億円もの募金によって多くの日本人の命が救われた、ありがとうの歴史を語り継ぎたい!そしてさまざまな国と助け合い交流しあう尊さを伝えたいと思います!
― 1,535,000円(154%)支援者97名
札幌の築70年の教会風な古民家を、人仏画というユニークな手法の絵を描くアトリエとして再生するプロジェクトを行っています。冬の寒さをしのぐ、床、暖房の修繕費用のための資金40万円が必要です!
― 621,000円(155%)支援者44名
千葉県銚子市の小さなローカル線、銚子電鉄が今年1月脱線事故を起こしてしまいました。この車両を走らすための修理代が必要です。
― 4,843,000円(161%)支援者415名
多摩ニュータウンの一角に唯一農地が残っている地域八王子市堀之内寺沢地区があります。奇跡的に残った農地に「ヤギ牧場」を作り、地域の人達や子供達が少しでも農業や酪農に興味を持ってもらうキッカケとして、「ヤギ牧場」を開設をします!
― 450,000円(180%)支援者49名
東山動植物園の「コアラ」のえさ「ユーカリ」の栽培費用の一部を集めるプロジェクトです。減少してしまった日本のコアラを守りたい!
― 4,759,000円(476%)支援者677名
経済的理由により進学をあきらめざるを得ない三鷹地域に住む外国籍児童生徒のための進学基金を設立し、子供たちの未来を拓くお手伝いをしたい
― 625,000円(156%)支援者46名
「福」のあふれる地域、福井県嶺北地方を舞台に、COMMUNITY TRAVEL GUIDEの第二弾「福井人」を制作するプロジェクトです。
― 1,714,000円(171%)支援者290名
まとめ
クラウドファンディングを単なる資金調達方法って捉えていると支援者は集まらないと思いますが、「社会的な意義」「熱い想い」「行動力」「実行力」を感じるプロジェクトには、しっかりと支援者が集まっている印象がある。
プロジェクトの詳細を読んでいると、それぞれに物語があってなんかいいですね♪
補足
実は、150%達成をしているプロジェクトには、福島県の方への支援関連がもっとも多くありました。東日本大震災の復興支援は、特殊なケースで地域活性化とは少し異なると思い、今回ピックアップしてません。